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「還暦を祝う」 鎧着初めの式

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今日は、飯盛神社さんの【「還暦を祝う」鎧着初めの式】のお話です。

還暦の齢を迎えられし男子の方を対象に、鎧着初めの儀式にて新たなる人生の出立勇ましく出陣の願いをこめて大願成就の祈願を捧げていただきたいとの願いから行われる儀式だそうです。

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飯盛神社様でこの「還暦の祝う」の式を始められて今年で2年目になります。
今年は、申し込みが多く昭和の日(4月29日)とその翌日の二日間に渡って開催されました。
飯盛神社様が式の日取りに4月29日(昭和の日)を選ばれたのは、昭和と共に人生をおくられた貴方さまに、意義深き昭和の日に飯盛の大神に更なる大志を振り興していただきたいという思いからだそうです。

当スタジオでは、このおめでたい写真撮影をさせていただきました。
お写真の方は、二日目の30日に出席された方です。
ブログでのご案内が遅くなってしまいました。
ごめんなさい。


孔子日く では、

五十にして天命を知る
六十にして耳従う
七十にして心の欲する所にしたがって、矩を踰えず。

(五十才で天命を悟った。
 六十で何を聞いても動じなくなった。
 七十になってからは、心のおもむくままに行動しても、道理に違うことがなくなった)
といいます。


鎧、兜を付け大神様の前にてお払いを受け、玉ぐしを挙げ大願成就の祈願をしていただき、ご夫婦、ご家族様と一緒に記念の撮影をさせていただきました。
人生の中で鎧、兜を身につける機会は無いに等しいと思います。
こうやって、新たな人生の出発のお祝いをしていただくのも良いのではないでしょうか。

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初美

# by medamano-hacchan | 2010-07-19 10:53

はじめてのおつかい その4

「はじめてのおつかい」のお話しの続きです。

(まだの方は最初から読んでくださるとありがたいです。 )


自転車で戻って来たお母さんは、女の子をなだめますが泣き止みません。

私は思いました。
「これでだめかもしれないなー」
仏様が待つお婆ちゃんの家には行けないかも・・

でも、さすがお母さんですね。
泣いても送り出されましたよ。

女の子は ヒク ヒク 泣きながら一人で歩き出しました。
最初の横断歩道で信号を待ち、おばあちゃんの待つ家へ。
手にはお供え物のお饅頭。

だいぶ泣き止み、おばあちゃんの家に到着。
かぶってる帽子の中の髪は汗でビッショリです。
ほっとしたのか、おばあちゃんの顔を見るなり泣き出してしまいます。
抱き寄せるおばあちゃん
泣きながら抱きつく女の子、

おじいちゃんの仏壇にお饅頭を挙げてもらい、仏様にお参りをします。
おばあちゃんに玄関まで見送ってもらい、お母さんに頼まれていたお買い物に出かけます。

今から行くお店は、おばあちゃんの家からしばらく歩かないといけないのですが頑張ります。

一軒のお店で、お花を買います。
お店のおじさんに、ちゃんと言えましたよ。
「お花を下さい」とね。

お金を支払い、おつりももらいます。
次はお隣のお肉屋さんへ、
ベーコンを買います。
ここでも一人でお金を支払い、おつりをもらいます。
お店の人に、自分の買いたいものを言え、お金を払い、お釣りをもらうなんて今日が初めてですものね。
ドキドキしただろうと思いますよ。

女の子のお父さんは、この日仕事に出かけていて朝からお会いする事が出来ずにいたのですが、
お母さんから後から聞いたのですが、
お店の反対側の歩道の木の陰から、こっそり見ておられたそうです。
私は知らなかったものですから、映像に残せませんでした。
残念です。

さぁ、女の子は、おばあちゃんの家までお買い物を持って帰ります。
帰りは、泣くこともなく、汗をかきながら無事おばあちゃんの家に到着です。
おばあちゃんに迎えられ、買ってきたお花(菊の花)をおじいちやんの仏壇にお供えしてもらい
ホットした様子。

私はまたまた思うのです。
おじいちゃん、キット喜んでるよ。
「偉かったね。」
「一人でお買い物できたんだね。」
「暑かっただろうね」
って言ってるよ。

女の子は、お母さんの待つ家まで帰る準備を始めます。
おばあちゃんから、おみやげにぶどうをもらいます。
帰ったら皆で食べるようにと。

ベーコンはお母さんの待つ家まで持って帰ります。
リュックにぶどう、ベーコンを入れ、帽子をかぶり
玄関で「バイバイ」と手を振り、さー出発です。

帰りはそんなに苦労もなく、ニコニコまでは無くひたすら歩きます。
途中、家で待ってるはずのお母さんが、女の子のお姉ちゃんと、
弟と3人でお迎えに来てくれているではありませんか。
女の子は、チラッと目をやっただけで反応しません。
嬉しくないのかなーと思ったんですが、ちょっと照れ隠しのようでした。

お母さんとの距離が近ずくと、「にっこり」今までで一番のいい笑顔。
そしてお母さんに抱きついたのです。
4人で家路までおしゃべりをしながら帰って行きました。

こうして無事「はじめてのおつかい」は終わりました。

どうして今回の私どもの企画をご利用下さったかを尋ねましたら、
女の子は、3人の姉弟の真ん中で、一番手をかけて無かったのをずーっと気にしておられたようです。

納品の際、お父様、お母様、3人の子供さんと観ていただきました。
お父さんの目から涙、
お母さんの目からも涙、
私の目からも涙、
スタッフの目からも涙
こんな感動を味わってみて下さい。
どうしても溢れてきます。

女の子もすごく成長したと聞きました。
子供さんの婚礼の日に、会場で流されることでしょう。

皆さんにも、この子の結婚式の光景が眼に浮かびますか?



初美

# by medamano-hacchan | 2010-07-15 22:10

はじめてのおつかい その3 当日編

はじめてのおつかい その3 当日編_c0156321_2228241.jpg


はじめてのおつかい 企画当日の様子をお伝えしましょう。


(まだの方は最初から読んでくださるとありがたいです。 )


朝からお天気は快晴でした。

ストーリー(筋書き)は、

自宅近くのお店で仏様(おじいちゃん)のお菓子を買う

おばあちゃんちで仏様にお供えをして

再び出発

少し歩いて2件のお店ででお買い物をして

おばあちゃんちへ再び戻り、お花は仏様へお供えし

お母さんの待つ家まで



さぁ、いよいよ 出発です。(私は女の子とは、ほんの少し離れた位置です。)
女の子は一人でやり遂げることができるでしょうか?


リックと水筒を持ち、お母さんと、弟と3人で近くのお店でお饅頭を買いますが、
なんとなくお母さんと別れて一人でおばあちゃんちにいくのに不安がある様子。

店を出る頃から、女の子はぐずぐずとずずり出します。
とうとう泣き出してしまいます。
お母さんは一生懸命なだめ言い聞かせますが、一人ではなく弟と行くと言い出します。

「肝っ玉母さん」は、一人のはずでしたがこれも良いかー!
お姉ちゃんだし、弟の面倒も良しとしようと思います。


お母さんと別れ、涙を拭きながら歩道を弟と手をつないで歩くのですが、
後ろが気になり、振り向き 振り向き。
何んてかわいいのでしょう036.gif

でも、その時、なんと見送っていたお母さんが自転車で帰ってしまったんです。
え?

でも、しばらくすると、お母さんが戻ってきました!
弟の帽子とズボンを持ってきてくれたのでした。
だって、弟さんは行く予定では無かったんですものね。
お母さんの顔を見るとさっきまで歩いていた弟さんは、お母さんから離れなくなります。

どうしよう!

一人で行かないといけなくなった女の子は、またまた、泣き出してしまいました。
一人でお使いに行くことが出来るのでしょうか?


その4へ続きます。


初美

# by medamano-hacchan | 2010-07-13 16:14

はじめてのおつかい その2


みなさん、こんにちは。

今日は、「はじめてのおつかい」の話の続きをしましょうね。

(まだの方は最初から読んでくださるとありがたいです。 )


親御さんは、子供の成長をビデオで見ることは出来ますが、一緒に行動はできません。
私はまず、親御さんとヒロインの子供さんに会います。
そして、親御さんからは、普段の子供さんの様子と性格などを聞きます。

親御さんより、お使いの内容と意味合いを聞かせていただきますが、
お子様には知らせません。
(お子様は、どこかのおばちゃんが遊びに来たぐらいに思ってます)

事前に
当日歩く道順を実際に、親御さんと歩いてみます。

どの道をどのくらい時間がかかるのか?
交差点はいくつあるのか?
交通路の車の多さ、歩道の幅、人ごみの多さ、
どの店に寄る予定で親御さんは考えてあるのか?
お店で何を買わせるのか?


など質問をさせていただきます。
お店の方には、事情を説明して撮影の許可と当日の説明をしてきます。
(子供さんの自立をうながしていただきたいので。)

当日事故などあってはいけないので、スタッフと良く話し合いをし
打ち合わせをして、カメラの位置など確認を取ります。

当日、雨が降らないように祈りながら、本番を待ちます。
雨の時は、親御さんと相談をして日延べをするか、実行するかを決めます。

次回は、一人のお子様の具体例をお話しましょう。
感動が伝わると良いのですが?


その3へ続きます。


初美

# by medamano-hacchan | 2010-07-07 22:25

はじめてのおつかい その1


今日は、世界に一つだけの「はじめてのおつかい」についてお話をしましょう。

私にも孫が2人います。小6、小4の男の子です。
土、日はしょっちゅうスタジオに遊びに来ます。
仕事にも連れて行きますので孫の成長を眼にしていると、自分の子供の頃を思い出します。

私は4人弟妹の長女です。
父方の親戚までバスを乗り継ぎ弟の手を取り良く行ったものです。
バス停で乗るバスを何回も確認をし、
乗っても本当に行くのかな?
降りるバス停に止まるよね?

風景を確認しながら、
まだ降りるバス停は来ていないよね?
降りる人が多いとちゃんと降りれるよね・・・

と思いながら父からのおつかいをしたものです。
その時の「ドキドキ感」が今でも思い出されます。

そうやって「おつかい」をやり遂げた事でお姉さんになっていき成長して行くのかな? と思います。
実際経験したお子様は、確かに成長した顔をしていらっしゃいます。
撮影をする日も何が起こるか分かりません。
道順、おつかいをする店などなど打ち合わせをするのですが、
当日近道をしてみたり、
泣き出してしまったりですが、やり遂げることで自信に繋がると確信しています。
そんな子供さんの顔は、世界に一つだけです。
お子様の「世界に一つの経験」をムービーに残してあげて下さい。
ご両親様の大事な「宝もの」です。
そして、お子様の結婚式に流してあげて下さい。

それは私の夢でもあります。


その2へ続きます

初美

# by medamano-hacchan | 2010-07-06 10:06